住宅デザインのコンセプトを紹介します

建築は「環境づくり」であること。

建築をつくることはそこで過ごす毎日の暮らしにかたちを与えることです。 人の暮らしが宿った時、はじめて建築はその役割を果たし、生きた場所となります。 設計とは未来を見据え、固有のライフスタイルにあった「環境づくり」を提案することです。 既製のかたちや間取りにとらわれることなく、「その環境に必要なデザインとは何か」を考えることが大切です。 私たちは日常生活に価値を見出し、可能性を最大限生かすことによって「そこにしかない環境づくり」をご提案していきたいと考えています。

敷地の「環境」を生かすこと。

私たちは敷地のもつ固有性を大切にしています。たとえば 医者が患者さんを治療するとき、その人の身体のことをよく理解し、適切な診断を行なうように、 私たちもその場所の環境を理解してはじめて良い設計をすることが出来ます。 「敷地」に客観性を持つことで、良い部分は最大限に生かし、また良くない部分は最良の改善策を検討することが出来ます。 敷地の特徴をよく理解し、その場所の可能性を描くことが設計を始める第1歩になります。

ライフスタイルを描くこと。

新しく住む「場所」でどのような生活をイメージしていますか。生活のリズムや、住むことに対する考え方、大切にしたい事などは人によってさまざまです。 暮らしの中での快適な「場所」を考えてみましょう。 どんな生活がしたいか、生活の中で大切にしたいことは何か、を丁寧に話し合うことで 特別な「環境づくり」が生まれてきます。 プラン構成、インテリアデザイン、家具の配置、設備のあり方、照明方式等はライフスタイルを描くことから同じように発想することを心掛けています。

その場所の空気をデザインすること。

「快適さ」とはさまざまな要素が重なって得られる身体感覚です。 一般に人間の快適さは温度や湿度、気流の動き、壁や天井からの輻射熱によって決まると言われています。 私たちは快適な住環境を設計するため、室内に流れる空気の質や温熱環境についてのご提案をしています。 季節ごとの太陽の動き、換気による空気の流れや、冷暖房のあり方を含めた室内環境づくりを「空気のデザイン」と位置付けて実践しています。 空気をデザインすることは季節の生活感覚を呼び戻し、「快適さ」とは何かを考えていくことです。

地球環境と省エネルギーについて考える。

私たちの暮らしはさまざまなエネルギーを使うことで成り立っています。 電気、ガス等の日常生活で使うエネルギーのことをもう一つのデザインテーマとして考えていきたいと思います。 生活で使うエネルギーをある程度予想しながら、出来るだけムダな使い方にならないようなデザイン手法を心がけています。 たとえば昼間の太陽光をうまく取り入れることは明るく暖かい空間をつくりやすくなりますし、昼間の照明や冷暖房といった エネルギーの使用を極力少なくできれば、設備効率も上がり、ライフサイクルコストの軽減につながります。 地球環境に負荷をかけないことは私たちが生活するこれからの未来に希望を託すことです。 私たちはライフスタイルと省エネルギーが同じ価値観で表現できるような「環境のあり方」を提案していきたいと思います。