私たちの家づくり
5つの特徴

私たちが設計する家は家族の物語の舞台。これから家で起こる物語を想像することから家づくりは始まります。
ここではそんな舞台づくりに欠かせない5つの特徴をご説明します。

01

永く使い続けていける間取り

家づくりの特徴1:永く使い続けていける間取り

よく住宅の寿命について聞かれることがあります。
それは建物本体の寿命を示すことが多いですが、時間の経過による暮らし方の変化に対応できていないと「間取りの寿命」のほうが早くやってきてしまいます。
家を建てたときの間取りは永遠ではありません。20年、30年先の暮らしを想像してみたとき、固定された単調な間取りではなく、「将来の可能性」を十分考慮する必要があると考えています。
家はできるだけ快適に、永く住み続けていけることが理想です。将来への備えは、間取りづくりにおいても大切なこと。「永く使い続けていける間取り」を一緒に考えてみませんか?

家づくりの特徴1:永く使い続けていける間取り
02

二世帯・多世帯住宅

家づくりの特徴2:二世帯・多世帯住宅

二世帯・多世帯住宅では、それぞれの家族にとって「一緒に暮らすことがメリット」となれることが最大のテーマです。
ただし、世代間の生活感覚の違いや生活時間帯のズレなど一緒に暮らすことで起こりうる問題にも目を向ける必要があります。また、将来の世代交代やご相続の話、二世帯のその後についても考えていかなくてはなりません。
これらすべてにおいて、ご家族によって抱える事情はさまざまですが、大事なのは「一般的な方法」ではなく「その家族にとって最良の方法」にたどり着くこと。私たちは多くの二世帯・多世帯住宅の設計経験を生かして、家族にとって何が最良かを一緒に考え、「家族資産としての家づくり」に取り組んでいきます。

家づくりの特徴2:二世帯・多世帯住宅
03

北欧デザイン

家づくりの特徴3:北欧デザイン

建築設計事務所で10年の修行を経て、33歳で独立する前に妻と北欧を旅したことがあります。建築設計に携わる上で、北欧で見た建築、インテリアデザインの考え方は私の仕事にも大きな影響を与えてくれました。北欧では冬の寒さは厳しく、生活も過酷ですが、美しい照明や家具、建築、インテリアは人の心や感性に寄り添い、さらには人の命や尊厳を守ることへの探求によって生まれたものであることを知りました。それは人にとって「等身大のデザイン」でした。
使う人に永く愛され、使いやすく飽きの来ないシンプルなデザイン、毎日の暮らしが楽しく、そして美しい、私の建築設計の原点になっています。

家づくりの特徴3:北欧デザイン
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住宅性能

家づくりの特徴4:住宅性能

家の性能は、長く住み続けていくためにはとても大切な要素です。最近では住宅の性能を数値で表すことも増えてまいりました。これらの数値目標をクリアすることは将来にわたり、住まい手の安心につながります。
家の性能は、家が建つ方位や場所、また構成される間取りによっても変わってきます。私たちは数値目標だけではなく、「使いやすさ、心地よさ、美しさ」といった目に見えないソフトの性能をプラスした「総合的な暮らしの性能」という視点をもって設計に取り組んでいます。
数値の部分では、「耐震等級」、「断熱等級」「維持管理等級」「劣化対策等級」「バリアフリー対策等級」など国土交通省の定める「長期優良住宅」の認定基準を1つの目安にしています。

家づくりの特徴4:住宅性能
05

自然の力を生かす家づくり

家づくりの特徴5:自然の力を生かす家づくり

日本には特有の気候があり、昔から家づくりで大切なことの指標の1つに、自然から学んだ知恵があります。
季節ごとの太陽の高さや風の向き、雨や湿気から建物を守る工夫など、現代においても自然から学ぶことが基本だと思います。
夏は強い日射を遮ることや、冬は低い太陽光を室内に取り入れていくなど、自然の力をうまく生かすことできれば、住まいの環境もよくなっていきます。断熱性能の向上や省エネ設備をうまく使っていくことも、自然の力を補うために必要な現代の知恵かもしれません。人も建物も無理をせず、永く健康的な住まいを目指していきたいです。

家づくりの特徴5:自然の力を生かす家づくり
And more…

こんな業務もしています。

  • 設計図に基づく現場監理

    現場に定期的に足を運び設計図に基づく現場監理を行います。工事ミスや勘違いなどを未然に防ぎ、家の完成まで適正な工事が行われることを見届けます。

  • キッチンの提案

    こだわりポイントの1つであるキッチン。既製品、セミオーダー、フルオーダー対応まで、幅広く建主様の条件やライフスタイルにあったキッチンの提案を行います。

  • オリジナル造作家具の提案

    住宅設計の一部として、造作家具の設計にも力を入れています。建て主様のご要望をお伺いしオリジナルの造作家具の提案を行なっています。

  • 土地探しのサポート

    購入検討中の土地を拝見させていただき、専門家の観点からその土地の問題点や条件を共有。建て主様の土地選びのサポートを行います。

  • 工務店の選定

    設計図をもとに施工を担当する工務店の選定を行います。提出された見積書や対応方法などから、安心して工事を任せられるパートナーを選びます。

  • インテリアコーディネートの提案

    住宅設計に合わせたインテリアコーディネートやご購入サポート・アドバイスを行なっています。北欧の家具、照明は得意分野です。

  • ご予算計画のサポート

    自己資金とローンのバランス、家づくりに必要な予算項目、借入先の選定など、予算シミュレーションをもとに予算書作成のアドバイスを行います。

  • 相続による土地活用

    相続に関わる建築相談、税金対策、ご依頼者の状況に即した土地活用の方法、計画の進め方についての相談を承ります。

私たちの考え方やデザインの素となる
キーワードを集めました

Tsuboi’s
Scrap Board

Column

設計事務所の
役割

建築設計事務所って何をするところ?そう思われている方も多いのではないでしょうか。
家を建てる、また建築をつくりたいとき、まずイメージするのは大手ハウスメーカーさんの名前や、地元の工務店さん(建設会社さん)、TVで宣伝しているローコスト住宅屋さんではないでしょうか。そういう私も設計事務所の存在を知るまでは、そのように思っていました。

よく聞くお話として、設計事務所に家づくりを頼むことは、敷居が高い、相談したらお金をとられそう、メニューの書いていないお店に入るようで勇気がいる(笑)など、総じてわからないことが多いために、不安が先にきてしまうのも無理はないことかと思います。

わかりやすく例えると、私たちは街にあるお医者さんや弁護士さん、税理士さんなどと同じ「士業」として活動しています。ですのであまり表立った広告なども出していませんし、事務所はビルの中にありますし、みなさんに知っていただく機会もそう多くはないのだろうと思っています。このホームページが唯一みなさまに御覧いただける私についての資料になります。なのでできるだけわかりやすく、お伝えできたらよいなと思っています。

「士業」として活動する私たち設計事務所は、「依頼者にとってよいこと、必要なことは何か」を第一に考えることができる職業です。住宅を扱う会社の中で活動する設計者の場合、会社の方針に従った仕事を第一にしなければなりません。契約もできるだけ早くしなければならず、担当している案件も膨大です。どんなに優秀な方でも、一人ひとり丁寧に対応することは、なかなか難しいことかと思います。

会社の営業効率を上げることは決して悪いことではありませんが、住宅や建築という大きな事業を行う建主にとって、そのことがきっかけで思いがすれ違うこともあります。私は独立した建築家は、建て主と「等身大の目線」で考えていけることが一番の強みだと感じています。ですので、一度にたくさんの方のお仕事はお引き受けできないのですが、一つひとつ依頼主の立場に立って、丁寧な仕事をしていきたいと思います。

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3 Kitchen Suggestionsキッチン3つの提案

家を建てるとき、キッチンへのこだわりをもつ建て主さんも少なくありません。
私たちは建て主さんの理想のキッチンについて詳細にヒアリングをさせていただいた上で、
主に3つの方法の中から、ご提案をしています。

・キッチンメーカーの既製品を選ぶ。
・キッチンの設計を行い、職人さんにつくってもらう。
・キッチン制作会社との連携によるセミオーダー

一般的に既製品でシンプルなものは価格が安く、オーダー制作やオプションが増えていくほど高くなりやすいというイメージがあります。注文住宅をつくる中で、予算の範囲でできることは1つとは限りません。私たちの家づくりでは、特に決まった「形式」を設けないことで、建て主さんがキッチンを選ぶ自由度を増やしていきたいと考えています。ご予算やこだわりのポイントによってどの方法が一番適正なのか、一緒に考えてみるのも楽しいと思います。

注:キッチンのみのご依頼、ご注文はお受けしておりません。

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Seismic Resistance耐震について

日本は地震国であり、耐震についてはしっかりとした計画が必要です。
私たちは設計事務所として耐震プランナーの資格を保有し、住宅耐震の設計に取り組んでいます。国の定める耐震等級の数値目標とともに、繰り返しの揺れに対する安全対策を含めて「制震」の検討も行っています。

「耐震」は揺れに抵抗するためのものでありますが、繰り返しの地震の際は建物に大きな負荷がかかります。「制震」は建物への負荷を小さくする手段であり、地震時の転倒や、けがの防止にも役立ちます。耐震だけではなく、様々な角度で検討することで現代のニーズに合わせた安全対策、地震対策をご提案しております。

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Life-size eco activitiesLife Works – Energy

私たちは独立当初から、「暮らしのエネルギー」について考えてまいりました。
地球温暖化という問題に対して、微力でも何かできたらいいな、という思いがあります。私たちの暮らしはさまざまなエネルギーを使うことで成り立っています。

電気、ガスなど日常生活で使うエネルギーことを「Life Works- Energy」として考えています。たとえば、狭い土地でも太陽光をできるだけうまく取り入れる工夫をすることで、明るく温かい空間がつくりやすくなりますし、昼間の照明や冷暖房を使う機会が少なくできれば設備効率も上がり、ライフサイクルコストの軽減にもつながります。

私たちの暮らしの小さな「環境配慮」が集まればきっと大きな力にもなることでしょう。
「Life Works -Energy」とは毎日の暮らしと省エネルギーが等身大で行えるような環境配慮の在り方をみなさんと一緒に考え続けることだと思っています。

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Fun Interior coordinate楽しいインテリアコーディネート

好きなインテリアイメージの共有をしていきながら、全体のデザインテーマを決めていきます。
直感的で感覚的なイメージが中心になるため、みなさんとても楽しそうです。
インテリアデザインは心理学にもつながる人の感性が司る分野。住まい手の感性が建物に命を吹き込みます。自分のイメージを伝えるのは難しいと思いがちですが、まずは話してみてください。自分も参加してデザインする楽しさは、オーダーメイドの魅力の1つだと思います。こんな感じが好き!とういう自分の直感を信じて、イメージを一緒に育てていけるとよいと思います。

過去のイメージ事例
・白い壁と木のイメージ、シンプルだけどナチュラル。飽きの来ない素材感。
・自分の職場とは違うインテリアの雰囲気、心と身体が休まる雰囲気。自分色のコーディネート。
・好きな北欧家具、照明、雑貨の世界観と調和したインテリア。
・好きな映画に登場したシーンから、イメージを発展させたインテリア。
・やりすぎず、甘くならない大人のインテリア。シックな色、まぶしすぎない光のイメージ。
・海外生活や旅先で出会った美しいインテリア。
・行くのに3時間かかるけど、また来たい思える別荘のインテリアコーディネート。

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A house where individuality lives個性が生きる家

人にはそれぞれ個性があり、家には住まい手の個性が現れます。
個性的な家だけど周囲の街並みにも配慮されたデザイン。そんな家の姿が理想です。
前を通った方が「この家素敵だな」と思っていただけるような家は住んでいる人が褒められているようでうれしくなります。

そんな家が増えていけば、それは街の個性になります。街の個性が美しい景観をつくり、美しい景観がまた人の個性を育てます。環境との調和は、個の尊重と周囲への配慮から自然と生まれてくるものかもしれません。次の世代がこの家を残していきたいと思ってくれたら最高です。

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Fair price適正価格

工務店や住宅会社の見積書を目にしたとき、その金額が適正かどうか判断するのはとても難しいものです。建築士であっても住宅設計の経験がなければ、見積の内容を理解することは簡単にはできません。
一般の方であれば尚更です。見積を見ても高いのか安いのかわからないし、たくさんの会社の見積を前にして途方に暮れてしまうこともあるでしょう。

私たちは、「適正価格で家を建てる」ことを目指しています。
建て主のご要望と予算のバランス、無駄にかかっている費用の削減、仕入れ値、工賃、工期などを照らし合わせ、見積内容の詳細を解析します。
そのすべてを“見える化”することより、不条理な契約を回避し建て主の利益を守ります。私たちが目指す「適正価格」とは決してローコストで家をつくることではありません。設計内容に即した建材、注文住宅に適した技術力の高い職人の確保、無駄のない工期、そして何より、建て主のために力を尽くしてくれる施工チーム。適正な予算と適正な施工バランスを整えることで、家の品質は正しく確保されていくと思います。

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Tips to enjoy building a house家づくりを楽しむコツ

ようやくはじまった家づくり。是非楽しんでいただきたいと思います。
まわりで家を建てた方に話を聞いてみると、とても楽しめたという方と、とても苦労されたという方がおられます。家づくりは決めることや打ち合わせの回数も多いため、大変だと感じてしまいがちです。仕事や子育て、日々の生活の中でゆっくり家の話をする時間にはどうしても限りがあります。
依頼先からいつも「どうしましょう?」と聞かれてばかりでは誰でもストレスが溜まります。そうならないために、できるだけ打ち合わせの時間の中で疑問や不安は解決していきましょう。
納得して前に進むこと、疑問や不安が大きくなったときはきちんと立ち止まることも大切です。急いで進めるのではなく、ご自分のペースを守り、心理的な負担を減らすことができれば、家づくりのプロセスはきっと楽しいものになるのではないでしょうか。

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Design purposeデザインの目的

デザインについて考えるとき、見た目や形のこと以外にも目的があります。
たとえば敷地の環境や特性、建て主の希望や条件に対して最適解を導く出すプロセスはデザインそのものだと思います。デザインは、時に「条件を整理すること」であったり、「使いやすくする改善すること」であったり「最善の方法を選ぶこと」であったりします。それらをできるだけシンプルに美しくすることがデザインでできることではないかと考えています。

もちろん、見た目や形のことも大切です。見た目や形も美しく、それでいて多くの見えない部分にも目が行き届いたデザイン、一見控え目に見えても、飽きの来ない独自性が、建て主のこれからの暮らしに寄り添えるものになればうれしいです。

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Housing performance高断熱・高気密・計画換気

ご予算の中で可能な限り、高断熱・高気密・計画換気の住宅を推奨しています。
私たちは、断熱材の種類は限定していません。その理由は、建てられる地域や環境条件によって適正な断熱方法が変ってくるからです。充填断熱、外断熱なども同様の理由で案件ごとに適したものをご提案しています。高断熱の家は、温度環境が安定するため人の健康の維持に役立ちます。

気密性は断熱性能を十分発揮するために必要な性能です。計画換気は機械換気で行い、日本古来の四季に応じた暮らしをしやすくするための手法です。窓をあけて生活する時期、窓を閉めて生活する時期、それぞれの季節に応じて快適にすごしていただくためのものだと考えます。変化しつづけている現代の環境との付き合い方にはとても有効な方法のように感じています。

坪井当貴
建築設計事務所

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