「夏の青空に映える白い壁の家に暮らしてみたい」湘南で会社経営をされている60代のご夫妻からいただいたリクエスト。家を建てたご経験のあるご夫妻は今までのお住まいとは違う、研ぎ澄まされたモダンな空間をイメージなさいました。自然の光や風の流れを重視し高い気密性や断熱性、使い勝手や将来のバリアフリー想定や対策を含め、次世代に住み継がれる住宅になることを心がけました。内部、外部ともに白くクールな空間とし、床は「アフリカの燃える太陽の色」と称されるパドックのフローリングを採用することで、情熱的でインパクトのある床をイメージしました。昼間は太陽光が家の中を満たし、夜は間接照明が暖かな光のグラデーションを演出します。この家はお二人のこれまでの人生と、これからまた歩んでゆくお二人の人生をつなぐ「記念碑」としての意味を持っています。